転職を考えているひとにとって、転職がほんとにプラスになるのかというのは大きな心配事だと思います。
なんとなくいまの働き方が自分に合わない気がするから転職したいと考えているが、それが本当に正しい選択なのかいまいち自信がない人も多いのではないかと思います。
そんなひとのために今回は転職がプラスになるのか、マイナスになるのかどう考えたらよいかを教えます。
そもそも転職を考えるのはどんな人か
総務省の統計によると、日本の転職者数は350万人を超えているようです。
また、その理由のほとんどは「より良い条件の仕事を探すため」でした。
ということは、ほとんどの場合は転職を考える人はプラスになると考えて転職していることになります。
現状に不満がある人にはプラスになる
では「より良い条件の仕事」とはどのようなものでしょうか。
言ってしまえば「人によって異なる」のですが、次のような人は転職がプラスになると思います。
- 自分のスキルが現在の待遇を上回っている人
- 現在の労働環境が劣悪で耐えられないと感じている人
- 仕事内容や環境が自分にあっておらず自分の実力が発揮できていない人
自分のスキルが現在の待遇を上回っている人
自分のスキルや経験がいまの会社の給与や労働条件を上回っており、他の会社ではもっとよい給与や労働条件で雇って貰える場合、転職がプラスになります。
自分のスキルや経験を棚卸ししてみて、他の会社で同じ業務をしている人がどのような条件で働いているかを調べてみてください。
いまの条件よりもよければ転職がプラスになる可能性が高いので、転職をしてみてよいと思います。
現在の労働環境が劣悪で耐えられないと感じている人
いわゆるブラック企業と言われるような会社や、ブラック企業ではないもののモラハラしてくる上司や同僚がいるような環境で働いている人は転職がプラスになる可能性が高いです。
客観的にみると現在の環境が劣悪と言える状態であるにもかかわらず、ずっとその環境にいたせいでそうだと気が付かないままであることは案外あるかもしれません。
ちょっとおかしいなと思った場合は、友人などに相談してみて、自分の環境がふつうと比べてどうなのかを確認してみてください。
劣悪な労働環境は精神的なダメージが徐々に溜まっていき、うつ病などの病気を引き起こしたり、肉体的な疲労により事故にあって怪我をしてしまう可能性も高いです。
早く転職してそのような環境から逃げてしまったほうが良いでしょう。
仕事内容や環境が自分にあっておらず自分の実力が発揮できていない人
給与が悪いわけではないが、仕事が自分にあってない、もしくは人間関係が馴染めなかったり職場が遠い、勤務時間が早い、時間に厳しすぎるといった理由で自分の実力が十分に発揮できていない場合、転職したほうが良いかもしれません。
我慢して働くという選択肢も十分にありえますが、その結果精神的・肉体的に疲弊してしまったり、充実感・達成感が得られずモチベーションが上がらなかったりして、結果的に自分の目標に近づけない恐れが出てきます。
自分が将来どうしたいのかを考えた時に、このままではいけないと感じた場合転職したほうがよいと考えます。
転職がマイナスになる人の特徴
一方で転職がマイナスに働いてしまう人はどのような人でしょうか。
- 自分のスキル以上の待遇をもらっている人
- 職場環境が自分に完全にあっていてストレスが一切ない人
自分のスキル以上の待遇をもらっている人
自分の実力以上の待遇をもらっている人は転職した場合、給与が下がったり、労働条件が悪くなったりする可能性が高いので、転職は待ったほうが良いかもしれません。
自分と同じ仕事をしている人がどれくらいの給与をもらっているのか調べてみたり、いまの環境でできることをもう少し増やしてみるなど、少し様子をみてみてもよいかもしれません。
職場環境が自分に完全にあっていてストレスが一切ない人
現在の労働環境が自分にあっている人にとっては転職がプラスにならない可能性があります。
たとえ転職したほうが給与が上がったとしても、勤務時間が長くなったり、職場の雰囲気が合わなくなったり、会社の方針が自分と合わなかったり、所々でこれまで快適に働けていた点がなくなってしまう可能性があります。
転職をする場合はそれらに十分注意して決めるようにしましょう。
まとめ
今回は以上です。
まとめると、
- 自分の待遇や環境に不満があるのであれば転職を考えてみても良い
- しかし待遇や環境が不満といえるものであるかどうかは簡単に判断できない
となります。
転職がマイナスに働きそうな場合は転職エージェントなど、転職の専門家に相談してみてから決めてもよいと思います。
転職が良い結果となるように考えて行動しましょう。